悪戯目的…？

高校生の頃の話です。

学校帰りに友達と別れた後、欲しい本があり駅前デパート内の書店に立ち寄りました。
少女コミックの棚でその本を探していると、突然30代前半位のサラリーマンに声をかけらました。
『姪にプレゼントをあげたいが自分の子供は男の子なので、女の子の喜ぶ物が分からない。今、女の子に人気のある本を教えて欲しい』とのことでした。

爽やかな感じのいい人で断る理由もなかったので知っている範囲で教えてあげましたが、結局もう少し本人の好みをリサーチしてみるから…とオジサンは何も買いませんでした。
それからオジサンは教えてくれた御礼にと缶ジュースを奢ろうとしたので遠慮すると、代わりに簡単なマッサージはどうかと言ってきたのです。
自分はスポーツマッサージ専門の整体師をやっているからと言われ、とにかく早く解放されたかった私は渋々了承しました。

オジサンは私をデパートの階段に座らせると、肩からマッサージを始めました。
肩、背中、腰とマッサージしながら『揉み返しが～』などと専門的っぽい説明をしてくれたのですが、足のマッサージをする手がどんどん上に上がってきて股関節の近くまでマッサージし始めたので、さすがにヤバいと思い適当な嘘をついてなんとかその場をあとにしました。

長文になりましたが、このオジサンは最初から悪戯目的だったのでしょうか？それとも私の考え過ぎ？