元カレと後輩を2
ゆき
そんなりゅうくんは、別れた今でもあたしとエッチすることに夢中で、他の女の子は目に入らないなどと公言していました。
ただ、やっぱりりゅうくんも若い男の子。
口ではそう言いつつも、他の女の子に目を奪われていたりする場面にも、何度か遭遇していました。
『あたししか見えない』というりゅうくんの言葉が疑わしいとも思っていた頃、やはり同じ職場に入ってきたばかりだった19才の新人、愛ちゃんが、りゅうくんに憧れていることを知りました。
愛ちゃんは、見た目も可愛く、世間擦れしていない感じの子。
男性社員からの人気も高いのに、女性社員からも好かれているような女の子です。
しかも、りゅうくんの元カノとは知らず、あたしになついてくれている為、りゅうくんに憧れていることも、愛ちゃん本人から、直接聞いていました。
その頃から、おかしな願望があたしを支配するようになりました。
元カレのりゅうくんが、愛ちゃんみたいに若くて可愛い子と寝る姿。
それを見てみたいという願望、りゅうくんの気持を確かめてみたいという願望です。
元カレが他の女の子と寝る姿が見たい、というのと、相手の気持ちを確かめたいというのが、同時に湧いてくるなんて、なんだか矛盾していると思うのですが、あたしには、寝とられ願望があるのかもしれません。
そして、その妄想は日に日に強くなりつつありました。
その気持が、あまりに膨らんできた為に、とうとう我慢出来なくなり、どこかに裏切られるかもしれないという期待と不安を持って、あたしはりゅうくんと愛ちゃんを、あたしの目の前でエッチをするように仕向けてみることにしました。