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幽霊と×××

結衣

いいとは言ったもののまだ怖いという不安があった。それを感じとったのか香夜が手をギュッとにぎってくれた。

『結衣入れるよ。』
「うん…//」
「あっ---やっ//。」

あまりの圧迫の強さで少し痛さがあった。

『んっハァ。動かすけど大丈夫?駄目って言ってももう遅いけどね。』
「あんっアッんっんっ。香、夜っ。」

一気に快感が押し寄せてきた。香夜がだんだん動かす速さを速くしていく。

「やっあっアッアッん。すっ凄いっアッ気持ちいい//アッ。」
『んっ結衣、もう駄目。出すよ//』

香夜が切なく囁いて私がイクのと香夜が達するのはほぼ同時だった。

『結衣凄く可愛いかった。』
そう言って香夜は優しくキスしてくれた。
「///」
私は穴があったら一生入っていたい心境にかられていた。布団を顔まで被せて無視をした。
香夜は少し困ったように笑った後私の耳があるだろうと思われる布団に向かって囁いた。

『顔見せてくれないなら、結衣がもっと恥ずかしがることしようか?』
「えっ!?」

私が振り向くと香夜が意地悪な顔でわらっていた。

『ウソだよ。』
「///。香夜なんか嫌い!!」
『それともしてほしかった?』
「意地悪。」

なぜか始めより香夜は意地悪になったように感じた。

『ごめんね。本当に結衣が僕のものになったと思うと嬉しくて。』
また優しくキスをしてくれた。

「…。香夜はここにいるのにこの世にはもう存在してないなんて何だか変。」
『こんな変な幽霊好きになんかなれない?』
「!!そんなことあるわけないじゃない。‥すっ好きに決まってるし。」
『私も結衣が好きだよ。もう見ているだけなんかじゃない。いつでも結衣に触れていたい。』

そう行って香夜の胸の中に私を引き寄せた。

『これからは私だけを思っていてほしい。』
愛おしそうに私を抱きながら言った。
「もう十分香夜のことで頭が一杯だよ。」
そしてその夜はなんども愛しあった。

次の日の朝
「んっ…こう、や。」
カーテンから漏れる光で目が覚めた。
バッ!!!
私は跳び起きて寝ているはずの香夜を探した。
しかしあるのは数枚の桜の花びらだった。

「香夜!?香夜何処にいるの?」
答える声は何処にもなかった。
「…さくら。この桜の花びらって。」

私は服に着替えて走りだした。きっと香夜は大桜の樹にいる。私の住んでいる地域にはあの大きな樹しか桜の樹はない。
きっと、ずっと香夜はあの桜の樹から私を見ていてくれたんだ。

「今度は私が逢いにいくから。まってて香夜。」
きっとまた私の名前を呼んでくれる、あの優しい声で。

辺り一面桜の花びらだらけで視界がわるいなか、長い髪をなびかせて立っている人がいた。

『結衣。』
私は香夜のもとに駆けだした。

はいっ★とりあえずこれで完結です!!最後本当長かった(笑)
これまで呼んでくれた皆さんありがとうございました。番外編なども書こうと思っているのでよかったら見てやって下さい!
もし本編の続きが読みたい人が多かったら続いちゃうかも←誰も見たかねーよ★