彼と食事⑨
結衣
私は頭を洗ってもらいシャワーで流してもらった。
「それじゃあ私は先にあがらせてもら…」
『まさか俺が許すと思いますか?』
冬夜さんがニッコリと笑いながらいった。
笑ってるけど笑ってない。
『身体冷えたでしょうから湯舟につからないと風邪ひきますよ』
そのまま私は半ば無理矢理一緒にお風呂に入ることになってしまった。
「あの…冬夜さん」
『なんでしょうか?』
いやあの言わないでも気付いて下さい。
「なんでこの格好でお風呂入らないといけないんですか?」
そう私は冬夜さんに背を向けて両足の間にすっぽり入り抱きしめられる形になっていた。
『それは結衣が逃げないように決まってるでしょう』
「うっυ」
痛いところをつかれた。
『それより結衣は俺に何か言うこと…ありますよね?』
ドキッ
「なっなんでそれを!?」
『クスッ本当にわかりやすいですね結衣は。結衣の行動が今日はちょっと変だったので』
私は黙るしかなかった。だってあんなこと言ったら冬夜さんに嫌われちゃう。
「…」
『結衣。怒らないから言って下さい』
私は仕方なく冬夜さんに全部を言った。
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『なるほど。それで走って俺のところまで来たと』
「…そうです」
『お仕置きですね』
えっ!?
さっき怒らないって言ったんじゃなかったろうか?
『怒らないとはいいましたが、お仕置きしないとは言ってませんからね』
そんなっ。
『これは消毒です』
私はいきなりキスをされた。
今回は短めです!
なのでエロ少なめで。