赤い長靴(続き)
香愛
下の続き
で最後にお風呂で裸になって長靴に石鹸塗って中に鉛筆3本入れて、靴べらでかかと押さえておふろの縁を跨いで腰を下ろしたの。
そしたらちょっと痛かったけど、すぐに痛くなくなってズブズブと長靴が入っていったの。
わたしが無理やり体重掛けて物入れるようになったのは多分この頃からだと思うの。
そのとき、その達成感っていうか充実感っていうかあそこの膨張感っていうか、それまでとは別の快感を発見したの。
わたしは母がこの快感を楽しんでたんだなって(勘違いだけど)ある意味大人の世界に入ったみたいな喜びだったの。
その快感のまま寝て翌日、長靴入れたまま学校行って終業式を済ませてから長靴出そうとしたら、ピッチリあそこに埋まってて動かないの。
鏡で見てみるとポッカリ穴が開いてて、つま先の部分が中で曲がってるの。
わたしは迷路みたいなその穴が面白くてビー球入れてみたの。
ビー球をそのまま入れるのと違って腰を上にして入れるとコロコロって転がってコトンってぶつかって、お腹に響いて気持ち良かったの覚えてる。
その感触しばらく楽しんだ後、寒いのでお風呂に入ってどうやって長靴取り出すか考えることにしたの。
でもお風呂で温まりながら長靴に指入れて触ってたら、柔らかくなってボロボロになって壊れたの。
紙みたいなものでできてたみたいで溶けたのね。後はシャワーで洗い流したの。
わたしってほんとに能天気で変わってるよね。
でも今まで(半年くらい?)いろんな思い出とか近況とかはなしてきたけど、そのたびにたくさん返信もらって嬉しかったわ。
わたしみたいに子供の頃からあそこで遊んでた女の子たちとも知り合いになれて、わたしだけじゃないって悩まなくて良くなったし、わたしに興味もってくれた男の人たちともおはなしできたし、ここで告白してほんとに良かったと思ってるの。
じゃあ独りの人もお相手いる人も、良いクリスマスを…(^o^)/~