もう絶対やらない…
Jack
深夜に野外で全裸オナニーをしたら最高に興奮するだろうと思い、勇気を出して決行することにした。
大きな車道まで行くと、車の通りがあった時にさすがにまずいのでそこまでは行かない事にした。
初めてというのもあり、正直少しだけびびっていた。
いざ決行の時。
誰もいないのはやりやすくていいけど、その時間帯は誰もいないと分かってる状況なので逆に興奮せず…
普段は絶対に裸じゃ通れない場所を全裸で通っているという不思議な感覚だけが身を包んだ。
ヤバい。
帰ろう。
ある地点から、ある地点までをゆっくり楽しみながら通って帰ろうとしていたんだけど、急に帰りたくなってしまった。
速足で元いた地点まで帰っていると、あれ?人影?
何か変だ…気配がしてきたような…
ハッと見ると、ナナメ前方の民家から人が!
ヤバい!誰か出て来た!ヤバい!
俺はとにかく焦っていた。
しかし今思えば、向こうは気付いていなかったのに…
俺は気付くとダッシュで、その人の横をわざわざ足音を立てて一目散に目的地まで逃げて行った。
無事に目的地まで引き返せたが、よく考えれば、あの時身を潜めて場をしのげばよかったと悔やんだ…
出来る限り速くは走ったつもりだが、全裸で走る後ろ姿を見られてしまっただろう…
興奮できないし、焦りまくって冷や汗かくし、無駄に逃げるし見られるしで、散々だった。
俺はいったい何のためにやったんだろう…
最悪だ。