街角で
正史
「ちゃんと着けてきた?」
「ぅん。」
きみは俯き頷く。
「じゃあ確かめるよ。」
僕は自分のポケットに手を突っ込んでスイッチを入れる。
「ぁんっ!」
きみがびくんっとする。頬と耳が真っ赤に染まる。スイッチをオフにする。
「いいこだね。周りに気付かれないように普通にしてるんだよ。」
きみは両方の乳首とクリトリスにリモコンバイブを着けている。
「歩道橋上るよ。きみが先に歩いて。ミニスカートを下から覗くとバイブが見えてるよ。」
きみは慌てて両手の甲でお尻を押さえる。
「すごくそそられるよ。」
階段の踊場でバイブのスイッチをオンにする。
きみはたまらずしゃがみこむ。