電車で
正史
「いい?周りに僕達が恋人同士だって気付かれないようにするんだよ。でもあまりリアルに嫌がると正義感に燃えた人が僕を警察に突き出そうとするかもしれないから気を付けてね、ていうか僕が危なくなったらかばってね。」
「大丈夫だよ。」
きみはにっこりと笑う。
…朝のラッシュ。
きみはセーラー服に通学カバン、僕はスーツを着ている。
電車の揺れに合わせて手の甲でお尻をさすり柔らかな感触を楽しむ。
周りに押されて密着するときみの頭頂が丁度僕の鼻の位置にくる。
髪の毛の香りにムラムラし手を裏返して手の平でお尻を包む。
指先でパンティラインを探る。
揺れに合わせてパンティラインをなぞりながら手を前の方に持っていこうとする。
きみは片手で軽く僕の手を払い手の甲でお尻を押さえてガードしようとする。
きみの手をとり、興奮して熱を帯びた僕の股間へと導く。
きみは俯き耳まで真っ赤になる。