自己投影…例①その2
○○
『やっぱり恥ずかしいの好きなんだ』
笑いながら言うと、彼女がちょっとスネたように口を尖らせる。
『そんな表情作って…好きなんでしょ?恥ずかしいの』
近付き、彼女のスラリと伸びた脚に手を這わせながら強い口調で言う。
…コクン
言葉にせず小さく肯く彼女。
下を通る男の子達の声が聞こえる。
会話の内容までは聞き取れないが、楽しそうな様子はわかる。
『ちゃんと口で言ってごらん。私はこんな時間にこんな所で淫らな行為を楽しむ変態女です…ってサ』
内股をさすりながら彼女の熱を帯びた股間に向け言ってやる。
『そんなぁ…』
彼女が小さく駄々をこねる。
『ここがこんな風になってるのに?』
湿った薄手の布地をズラし、右手の指を2本彼女の中心部に突き立てる。
『ヒィッ』
いきなり激しいことをされたショックか、彼女が思わず悲鳴を上げる。
それでも体は随分前から準備が出来ていたらしく、突き刺した2本の指を美味しそうにジュルジュルとくわえこむ。
『ほら、体は正直だよ!ちゃんと本当のこと言ってごらん』
と、たまらず彼女が熱い吐息と一緒に
『あぁ…恥ずかしいの大好き…もっと…もっと気持ち良くして…』
と、語り始めた。