高校時代の話
パルサー
高校は美術クラスで男子は少なかった。
高校では盗難が多くてロッカーには4ケタの番号の鍵がついていた。放課後教室に忘れ物をして戻ると、Oさんのロッカーの鍵が外れていた。Oさんはポッチャリしてて顔は普通の子だけど、仕草がかわいらしくやさしい性格でオレはお気に入りだった。そんなOさんのロッカーの鍵が開いている…興奮を抑える事が出来ず物色してしまった。中には期待していた通り、Oさんの大きなお尻を包むブルマやスクール水着などがあった。手にして幸せを実感してた時、背後に人の気配が…クラスメートの女子6人がそこにいた。あわてて目の前にあった自分のロッカーに隠した。
「Mくん(自分の事)何やってるの?」
明らかに怪訝そうだ。見られたかも…
「いや、忘れ物をとりにね。じゃあ帰るね」
と帰ろうとしたら
「ちょっとOのロッカー半開きじゃない。もしかして物色してたとか」
「Mくんのロッカー調べる必要あるね」
やばい…と思った。
「別に何もしてないよ。じゃあ」
強攻策で帰ろうとした。が、囲まれてしまった。
「何もしてないならロッカー開けてもらって大丈夫だよね。番号言いな」
オレは黙り込んだ。すると6人はオレに襲い掛かり、押さえ込むと縄跳びでオレを机の足などに手首足首を縛り付け、オレはXの字に磔にされた。さらに上半身は裸にされ下はトランクス一枚の姿に。そしてポラロイドカメラでその恥ずかしい写真をとられた。
「この写真、見られたくなければ言いな」
それでもオレは黙り込む。
「仕方ないね。それなら拷問するか」
オレは冷や汗タラタラだった。殴られたりするのか…美術クラスの女子とは言え、大柄で力ありそうな子が二人いる。しかし6にんは暴力にはでなかった。突然擽りだしたのだ。
「な、なに…っっあーーっはははっはっはっは」狂いだしたかのように笑いはじめた。オレはくすぐりが大の苦手。特に脇とふとももが。だが縛られているため、どんなに暴れても身動きがとれない。みんな弱点が分かったのか、無防備にオープンになってる脇と太ももを中心にコチョコチョと優しく、時に強く、強弱つけながらくすぐる。
「止めてくれーーー。あっははは。もう止めてくれー。」
笑いすぎて息がつづかなくなってきた。死にそうだ。「7815です。だからくすぐるのは止めて」
6人の手が止まった。ロッカーが開くと中からもちろんブルマと水着が…
「これは立派な犯罪だね。まあ黙っててあげるよ。その代わり私たちが罰を与える。くすぐりの刑」
またくすぐりはじめた。笑いすぎて涙と涎が溢れる。「それにしてもOのブルマ盗むなんて物好きだね。Oの事、好きなの?言わないとくすぐり終わらないよ」
「はっははは、はい好きです」
「それなら明日、告りなさいよ。これオレからの気持ちです。受け取ってくださいってブルマと水着渡してさ」
「そんなのーおっほほほ、できないよ。…っだっははは」
「なら、くすぐり続ける」
またしばらくくすぐり続ける。オレは身動きできない体を捩らせるが、無駄な抵抗。しばらく粘りを見せるも、終わりなきくすぐり拷問にたえきれず、屈伏した「分かった。分かったから助けて、明日言います」
ようやく解放されたが足はがくがく、そして気分はブルーだった。
次の日、クラスの半数近くいる女子を前にしてOさんに告白した。Oさんはリアクションに困ってしまい、泣きながら逃げてしまった。
オレは卒業までの1年間、彼女達のくすぐりの刑を毎日受ける事になり、気が付けばちょっとした刺激でもくすぐったさを感じるほどの敏感な体になってしまいました。数年の月日が経ちますが、すっかり女性恐怖症になってしまいました。