残業
えす
会議室横の倉庫。先輩の声が聞こえます。
「ごめんね。今日は定時までに片付くと思ったんだけど…」
倉庫には会議用の椅子や机が置いてあります。
そっと中を覗くと、先輩は会議机の上に座って携帯で話していました。
「明日が会議だから資料を用意しなきゃいけなくて」
先輩と目が合います。
彼女は僕をちょっとにらむと、電話を続けます。
「悪いけどご飯先に食べてて」
僕は倉庫に忍び入り、扉をそっと閉めると
先輩の左足を持ち上げ、その足首をそっと自分の肩に乗せました。
頬にストッキングと彼女の足首の骨を感じます。
「うん。冷凍のギョウザがあるし、あと」
先輩は電話をしながら、驚きで目を大きく見開いています。
すうっ。
僕は、先輩の膝をそっと撫でます。
黒いストッキング越しに指先が、彼女の膝の上を這います。
「コンロに中華スープの入った鍋が置い…てあるから」
僕の肩の上で彼女の足がぴくっと跳ねます。
「コショウは出窓…のスパイス入…れの…う!」
右手の指で膝を愛撫しながら、左手の指はその内側から太ももを
ゆっくりと這っていきます。
「ううん。大丈夫。ちょ…と頭痛…が! してるだけだか…ら…」
彼女の両足が宙に向かって大きく突っ張ります。
僕は両手の全ての指で彼女の左足を愛撫します。
足首から膝の裏へ。膝の裏から太ももへ。そして。
指先は、それぞれが違う生き物のようにタイトスカートに
入っていきます。
「ほんと…に大丈…夫だから」
先輩の息は切れ切れで、あまり大丈夫そうに聞こえません。
「ごはん…は冷凍庫…にあるから」
僕は彼女の左足だけを肩に担ぎ、ぐいっと前に押しました。
彼女は携帯を耳に当てたまま後ろに倒れこみます。
タイトスカートの中が蛍光灯の光の下で丸見えになります。
「レン…ジでチンして」
指が太ももの内側から股間に向かって這っていきます。
僕は下着越し、ストッキング越しに彼女の割れ目に触れました。
彼女の体がびくっと痙攣します。
「温めたら…おいしくなる…から」
左手で割れ目を左右にぎゅーっと広げ、右手でまさぐるように
先輩が一番感じる部分をなぞっていきます。
すうっ…すうっ…
ストッキングの股布の湿度がじゅん、と上がっていきます。
彼女の体温を指先に感じます。
「お茶の葉は…炊飯器…の棚のし…た…」
先輩が電話している相手は先輩の旦那です。
彼女は旦那と話をしながら僕の指先に弄ばれて、どうしようもなく濡れているのです。
「わかってる…う…ん。あ…いしてる」
僕の指先が彼女のクリの辺りをくりくりくり、といたぶります。
「うん。わか…てる…」
先輩は身をよじって逃げようとします。
僕は彼女の腰をぎゅっと抱えて逃げられないようにして、
下着越しに彼女の敏感な場所を開き、舌をそのひだに沿って這わせます。
「大丈夫。何…でもな…いか…ら」
先輩が口を開くたびに彼女のそこがじわっと熱くなります。
彼女は携帯で話をしながら服を脱ぎ始めました。
僕達はこうしてじわじわと地獄に落ちていくのです。