タイピング
えす
夜10時。
経費節減のため基本的に残業は禁止されていて、オフィスには僕とI先輩しか残っていません。
僕は先輩に話し掛けます。
「先輩。これからタイピングの練習をするんでしょ?」
「…」
「10分で900文字、打てるようになるために」
「…知ってたの?」
「I先輩のこと、いつも見てますから」
「ありがと」
「じゃあ僕の膝の上に座って」
「どうして?」
「マンツーマンで教えてあげますよ」
事務職の社員のうち、10分間で900文字打てる人は給料を4千円上乗せして貰えます。
社内審査は3ヶ月に1回で、次回は来月の営業締め日明け。
僕はブラインドタッチの苦手なI先輩が、みんなが帰った後、密かに練習しているのを知っていたのです。
「きちんと教えてよね」
そう言いながらも、先輩は僕の膝の上にそっと腰をおろします。
甘い香水の香りを含んだ先輩の湿った体温が、僕の顔を覆います。
「じゃあ、まずは苦手なqとwから」
先輩はパソコンのタイピング練習ソフトを起動しました。
先輩の耳たぶの後ろをちろちろ、僕の舌が動きます。
「ちょ…邪魔しないで」
「このままで。気にしないで続けて下さい」
「気にしないでって…」
「いいから。まっすぐ座って背筋を伸ばして」
僕は先輩の背中につーっと指を這わせます。
先輩はぴくん、と反応します。
「姿勢を正して、そう。ホームポジションに指を柔らかく置いて」
そう言いながら僕は左手を背中に当て、右手を彼女のブラウスの、胸の上に這わせます。
「まずはこのキーの位置を指で覚えて下さい」
僕の中指が、彼女の左の乳房をすうっ、すうっと攻めます。
「あ…」
先輩は思わず息を漏らします。
指先が服の布地越しに乳首のあたりをいじります。
ぐりぐりぐり、と少し強めに刺激します。
「…」
先輩は肩に力を入れ、一生懸命タイプを続けようとしています。
「声を出してもいいですよ。でも手は止めないで」
「…意地悪」
「意地悪でいいです。頑張って下さい」
先輩のうなじを舌でちろちろ愛撫しながら、今度は両方の手で
彼女の両方の胸をまさぐります。
ふーっ。
彼女は荒い息を吐きながら、一生懸命タイピングを続けます。
その姿が可愛くて、僕は更に愛撫をエスカレートさせていきます。
「足を開いて」
先輩の両膝をつかみ、ゆっくりと左右にくつろげます。
スカートがずり上がり、太ももがあらわになります。
その太ももの更に奥へ。僕の指が少しずつ侵入していきます。
「そこは…」
「先輩は指が長いから、qにも余裕で届きますよ」
太ももの内側を更に奥へ入っていく僕の指。そしてついに奥に到達しました。
指先が、彼女の熱くなった割れ目をすーっと撫で上げます。
僕の膝の上で、先輩の腰がびくん、と痙攣しました。
「やん!」
かまわず、すーっ、すーっと撫で上げていきます。
「…」
タイピングを続けていた先輩が固まりました。
「手は止めないで」
言いながら、僕は彼女の耳たぶの後ろを舌で愛撫しています。
左手の指はブラウスの中に侵入し、乳首をぐりぐり攻めています。
右手の指は、下着越しに彼女の熱い部分をぐちゅぐちゅと攻めます。
親指をクリトリスに、中指をひだひだに押し当て、つまむようにちょんちょん、と刺激していきます。
先輩の息が荒くなっていきます。
「11時になったら、ビルの警備の人が来るから」
先輩の腰ががくがく震えています。
「そしたら閉館ですから、時間まで頑張りましょう」
「…頑張れると思う? こんなに濡れてるのに」
「大丈夫。替えのパンツならコンビニで売ってます」
「ほんっとに意地悪」
僕の膝の上で、彼女はタイピングの練習をしながら更に濡れていきます。