花束
えす
土曜日の午後4時。
独身住まいの1DKマンション。
僕はコンピュータデスクに座り、インターネットの画面を
眺めながら理沙を待ちます。
ピンポン。
チャイムの音がしました。
インターフォンのカメラに、カーネーションの花束を抱えた
理沙の姿が映ります。
彼女は短大生。僕より一回り半も年下です。
「どうぞ」
僕はオートロックを解除してからお風呂を確かめました。
ぬるめのお湯。入浴剤と弱酸性石鹸。
ドアをノックして入ってきた理沙は、玄関で僕に向かって
おじぎしました。
「今週もよろしくお願いします」
いつものように上がって、彼女は花束の根元に近いところを
剪定鋏で切り、ガラスの花瓶に自分で生けます。
独身中年男の部屋に似合わないピンクのカーネーション。
ネットで知り合った1年前、彼女は最初、お金を封筒に入れて
うちに持ってきていました。
それを断ると、ケーキやお酒を持って来ていました。
結局カーネーションに落ち着いたのは、全部を断った
僕の妥協案。
彼女にとって、この花束が僕らの関係の象徴なのです。
ダイニングのテーブルに置かれた花瓶。
それが終わると、理沙は急にそわそわし始めます。
「ここに来なさい」
「はい」
僕は椅子に座ったまま、すぐ目の前に立った彼女の瞳を
じっと見ます。
「今週もいい子で過ごしましたか?」
「はい。ご主人様」
「えっちな事ばかり考えていませんでしたか?」
「考えていませんでした」
「本当ですね?」
「…本当です」
「では証拠を見せて下さい」
「証拠…」
「そうです。ではここで下着を脱ぎなさい」
「…」
「下着だけ脱ぐのです」
「…はい」
理沙はスカートに手を入れ、下着だけをすうっと下ろしました。
「…脱ぎました」
「それを広げなさい」
「広げるんですか?」
「パンツの内側が僕によく見えるように、自分で広げるんです」
「そんなの、恥ずかしいです」
「広げなさい」
「…はい」
理沙は自分で自分の下着を広げます。
その内側の、恥ずかしい部分が午後の日差しの下で
露わになります。
光を受けて、その真ん中がキラキラ光っています。
僕はわざとそこを指でなぞりながら訪ねました。
「ここが濡れてますね」
「…」
「なぜ濡れてるんですか?」
「…汗です」
「本当ですか?」
僕はそこに鼻をつけて匂いを嗅ぎました。
「あ…」
「えっちな匂いがします」
「…」
「理沙の、女の子の匂いがいっぱいしています」
「…」
「ここに来るまでに、えっちなことをいっぱい考えましたね」
「…ごめ…なさい…」
「そんなことばかり考えてる女の子には、お仕置きを
しなければいけません」
「…ごめんなさい」
「ここに寝なさい」
カーペットの上に仰向けに寝た理沙の頭と背中の下に
クッションを置くと、
その足首を掴んでぐーっと上に持ち上げました。
「こんなの…」
僕の胸に、彼女のおしりが当たります。
理沙の太ももを、その胸につくまでゆっくり前に倒すと、
彼女の恥ずかしい部分が
僕の目の前にあらわになりました。
「全部、よく見えます」
「…恥ずかしいです」
理沙の女の子の部分が左右に広げられて、その奥まで
丸見えになっています。
「お尻も、ワレメも丸見えです」
「…」
僕はその体勢のまま、彼女のお尻の穴に舌を這わせます。
「やん!」
びくん! と理沙は太ももを震わせました。
「そんなとこ…舐めたら汚いです」
「どこを舐められているのですか?」
理沙の腕に鳥肌が広がります。
彼女は、恥ずかしいことが大嫌いなのです。
「…」
「言わないと、もっと奥まで舐めますよ」
「お尻の…穴です」
「そうです。理沙のお尻の穴を舐めているんです」
「は…恥ずかしいです」
「まだはたち前の女の子が、薄汚い中年男にお尻の穴を
舐められているんです」
「…」
「恥ずかしいですか?」
「すごく…恥ずかしい…」
理沙はお腹をぶるぶる震わせます。
今日はまだ一度も触っていない彼女のワレメから、
愛液がとめどなく溢れてきます。
実は彼女は、自分の恥ずかしいところを見られることが
大好きなのです。
大嫌いなのに大好き。複雑な気持ちです。
だから絶対に「やめて」とは言わないのです。
「クリトリスが大きくなってきました」
「そんなの…」
「まだ触ってもいないのに、えっちなおつゆが溢れてます」
「やぁだ」
「理沙はほんとにえっちですね」
僕の言葉が彼女の陰毛を揺らします。
理沙の太ももの内側を、彼女の液体がいく筋も流れ落ちて
いきます。