ホテルで
正史
夜の繁華街。
きみと店を出て並んで歩く。
ポケットの中のリモコンスイッチを入れると、きみは恥ずかしそうに僕を見る。
「やだ、聞こえちゃう。ばれちゃうよ。」
「大丈夫だよ。」
きみの腰に手を回し柔らかいお尻に触れる。
ローターの音が微かに聞こえてくる。
スイッチを入れたままホテルへと向かう。
きみは俯き真っ赤になって、敏感な部分への刺激に堪えながら歩く。
「そこのホテルに入ろう。」
スイッチを切り、チェックインする。
部屋に到着し、スイッチを入れてきみを後ろから抱き締める。
「約束通り、写真撮らせてね。」
「うん。どうすればいいの?」
携帯を取り出し設定しながらベッドに仰向けになる。
「僕の顔を跨いで。」
きみは照れながら僕の顔を跨いで立つ。
きみの顔とミニスカートの中が両方写るように、ライトをつけてアップで何枚か撮影する。
「もういいの?」
「うん。後で動画も撮らせてね。」
服を脱ぎシャワーを浴びる。