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僕だけのヒロイン その1

みぃ

ホテルのバスルームの鏡に映る、軍服姿のブロンドの女の子。
これは誰?
Aという人気漫画のキャラのメイクをして、衣装をつけた私、コスプレイヤー「みぃ」だ。

今日は知り合いのカメラマン、Bさんと、まる一日使って撮影。
『任務中のイメージを、豪奢な佇まいの部屋で撮影しよう』と、スタジオとしても貸出しているホテルに来ている。

私もBさんも、Aが大好きで、お互い「Aへの愛に命をかけている」といってもいいくらいの熱の入れようだ。
私はコスプレに、Bさんはコスプレの撮影に。

自分より、はるかに体格のいい男の子を打ち負かしたり、クールでカッコイイのに、使命と恋心の間で揺れる女の子なところが可愛い、萌える。
敵役なのに、主人公の真っ直ぐさに憧れているような姿がいじましい。
そんなふうに熱く萌え語りをして、意気投合した人だった。

コスプレって、魔法みたいなもの。
大好きなキャラになれるし、すぐ近くで自分のカメラで撮影できるし。
そんな同じ魔法にかかった仲間と丸一日、大好きな世界にどっぷり浸れる。

私は「お待たせしてすみません」とバスルームをでる。
衣装に着替えた私を、Bさんは黙り込んで見つめる。
怪訝な顔をした私に、我に返ったようにBさんは…

『もしかしてメイク変えました?』
「そうなんです。ちょっとアイラインを控えめにしたんです。こっちのほうが10代の女の子らしくて良いかなって」
『そうですね。僕もこっちのメイクの方が好みかなあ』

Bさんの目が泳いでいる。
彼氏彼女でもないのに「こういうホテル」に二人で入って、なんて照れくさいのかも。
でも目的は個人撮影。
いつもどおり、今日もお願いしますねと挨拶する。

書斎風のスペースで本のページをめくるA、忍び込んだ部屋で何かを探すA。
そんな場面が、Bさんのカメラに収まっていく。

『ねぇみぃさん、普通のスタジオじゃできない撮影しましょう』

Aの登場する作品が、ファンタジーだからと予約を入れたこの部屋は、アンティークというか、格調高いヨーロッパ風。
そんな部屋の一角にある、鎖のついた×の字型のオブジェ。

(つづく)