姉ちゃん

風邪で学校を休み、寝込んでいた僕。
昼くらいに目が覚めたときには、だいぶ楽になっていたけど、まだボーッとしている。
そこへ、玄関が開く音。
近づいてくる足音でわかる。
姉ちゃんだ。
そう、今日は中学の卒業式だから、こんな時間に帰ってきたんだ。

部屋のドアを開けて、セーラー服姿の姉ちゃんが入ってきた。
姉ちゃんとは同じ部屋を使っているけど、お互い、特に姉ちゃんが見られたくないときにはカーテンで仕切るようにしている。
今は開いてるのでお互い丸見えなのだけど、姉ちゃんはこっちを全然気にする様子もない。
よく見ると、姉ちゃんの顔は泣いた後みたいだ。

バッグを置くと、そのままベッドに仰向けに倒れこんでしまった姉ちゃん。
しばらくすると、スカートのポケットに右手を入れて、もぞもぞと動かし始めた。
何してるんだろう？と思って見ていたら、今度は左手で自分の胸をさすり始めた。
セーラー服の上着越しに、さするだけじゃなく、だんだん揉むような動きに。
姉ちゃんは口を小さく開けて、僕が見たことがない気持ち良さそうな表情になっていた。