信頼される幸せ

近所に中学2年生で、幼い頃からよく遊んであげていた女の子がいます。
僕が大学に進んだ今も、勉強を教えてあげたり、その子の小学生の弟と遊ぶ傍らで一緒に遊んだり、家に招いて家族と一緒に飯を食ったりする間柄です。
きちんと育てられているので、周囲の評判も良く、優秀な子です。
見た感じも適度に今風で、可愛いとよく言われ、モテているそう。

そんな彼女から、今年の夏休みに、弟を市民プールに連れて行きたいのだけれど、足がないので僕の車に乗せて行ってほしいと頼まれ、三人で行くことになりました。
ひとしきりプールで遊んで帰宅後、弟は友達の家にお呼ばれし、出掛けてしまったので、「姉ちゃんはウチ遊びに来るか？」と聞くと、『行きたい！』と言うので、ゲームか宿題でも見てやろうと思い、招きました。

家には僕のオカンが居て、『まずはシャワーでもしたら？頭痒いやろ？』と言ってくれたので、僕から先にシャワーをしに風呂に入りました。
すると、オカンが、『風呂のお湯溜めておいてあるから、まいちゃん（この子の名前）も入れたって～』と言うので、「僕はええけど、まいはええの？」と聞き返しました。
とはいえ、小学生の低学年から知っているし、まいの親御さんに頼まれて、たまに風呂にも一緒に入れていたので、深く気にしていなかったのと、「中学生は子供。」と思っているので、変な気など微塵も感じなかったため、そして、それ以来からさほど時間も経過していないので、別に大丈夫だろうと安直に考えていました。
するとオカンが何やらまいと話した後、『いいってさ～。バスタオルは好きに使ってね』とだけ言い、まいを送り込んできました。

お湯に浸かって寛いでいると、裸のまいが入ってきました。
僕は普通に「一緒に入るのは久しぶりやなぁ。プール行ったで、頭洗えよ。」と喋り掛けました。
すると、やっぱり精神面で成長の早い女の子故にか、少し恥ずかしそうに『はい…』とまいが言いました。
しかし僕は「（いや、別に変な感じになる要素は一切ないだろう…。こりゃ、あかんな）」と感じ、「お～い、どした？言ってみりゃつい最近までスッポンポンで一緒に風呂入ってたやないか。俺やで、いらん緊張せんでええやないか～(笑)」と言うと…

つづく