いつもの場所で…2
トン
平日は近くに勤める人が利用しているらしい大型スーパーの第三駐車場は、夕方の6時をまわると一気に利用車両が減り、7時を過ぎる頃にはそれこそまばらにしか車が見あたらず、利用者が現れる気配も感じさせない。
ただ時折、自転車に乗った中学生や高校生が近道として利用しているような感じだ。
今日も彼女を待つ間、高架下のスペースで暇をつぶしている内に、周りの車はどんどん駐車場を離れ、近くには三台ほどスペースを空けて停まる車が一台しか残っていなかった。
勿論車内に人影は無い。
… … …
全裸になった彼女を助手席に残し、車のシートをアレンジする為に車外にでる。
3列目はそのままに、2列目のリクライニングをフルに倒し、小さな車ながらそれなりに楽しめるスペースを作り出す。
彼女を運転席に移動させ、助手席を前に倒してフラットにした後、彼女を後ろのシートに移動させる。
自分も運転席で靴を脱ぎ、後ろのシートに移動する。
『まだ時間が早いよ…』
彼女の視線の先…
車の後ろ側のブロックやフェンス、建物で遮られた道路を走る車のロードノイズから、交通量は結構あることが窺える。
『要らないの?』
彼女に踏ん切りをつけさせる為…盛り上がった自分のテンションを維持する為…
ジーンズをずり下ろし、そこそこに硬度を増したソレを彼女に見せつける。
『ぁあ…』
小さな吐息を漏らし、彼女がソレに手を伸ばす。
『ちゃんとお口も使って…』
言われるままにソレを口に含む彼女。
少し離れた場所でエンジンが唸り、ヘッドライトを灯した車が此方に向かって走ってくる。
どうやらこちら側の出入り口を利用するようだ。
態勢を入れ替え、彼女の後ろに回り込むと、向かって来る車に対して両脚を開かせ、その中心部を刺激する。
『やだ、やだ…見られちゃうよっ!』
彼女が小さく呟く。
車はどんどんこちらに近付き、彼女の中心部から溢れるイヤラシい液体はその量を増し、僕の右手をグチュグチュと汚していく。
走り来る車のライトがこちらまで伸びる…
と、数メートル先を左に抜け、駐車場を出て行った。
『ぁんっ ぁんっ…』
と、顔を隠しながら悶える彼女に
『残念、気付いて貰えなかったね…今度は室内灯を点けてみようか?』
と、囁く…。
(続く…)