いつもの場所で…4
トン
悶える彼女を揺さぶりながら、スモークガラス越しに見える車の様子を窺った。
まだエンジンは掛かっていない。
電話かメールでもしているのだろうか?
まだこちらの様子には気付いてないらしい…
どうする?
このまま…車内灯を点け、いきなりクライマックスを見せ付けて強引にフィニッシュを迎えるか…
それとも、あの車に人が乗り込んだ事に気付いていないフリをしてみるか…
ヨシッ、今の内に!
ジーンズを引き寄せ身に付けると、スライドドアを開けカメラを片手に車外に降り立つ。
ピピッ…
自動ドアの反応する音と、点灯した車内灯で、流石にあの車に乗り込んだ人影も、こちらの気配を感じただろう。
が、警戒心を与えないように、様子を窺う素振りは見せず開いたスライドドアに向かってカメラを構える。
キシィーンッ
フラッシュを焚かずにデジタル一眼のシャッターをきる。
キシィーンキシィーン…
続けて2枚。
一眼メーカーとしてはマイナーなブランドのカメラは、他の有名メーカー製に比べてかなり金属的なシャッター音を奏でる。
一瞬浮かび上がるモニター内の彼女は、片方の腕で顔を隠し、片方の手はクチュクチュと余韻を楽しんでいる。
後ろに位置する車からは僕の体が邪魔で、彼女の様子までは見えていないはずだ。
パシャーッ!
今度はフラッシュを焚く。
車体に反射する光が眩しい。
コレで後ろの車の人影は確実に此方を意識したはずだ。
愚図る彼女に声を掛け、手を引き車外に連れ出す。
車の人影を意識しながらジーンズからビンビンに腫れ上がったモノを取り出し、しゃがませた彼女の鼻先に押し付けながらシャッターをきる。
パシャーッ!
スーパーの駐車場で、全裸の女にはちきれんばかりに硬直したチ○ポをしゃぶらせ、その様子をカメラで撮る変態…
車の人影はどんな気持ちでそれを見つめているのか…?
それとも見ず知らずの男女の痴態を見つめられずに、この異様な現場から逃げ出す算段を巡らせているのだろうか?
まだエンジンは掛からない…。
彼女を誘導しながら、自分の車と停まっている車の間に立つ高架の支柱に近付いてみる。
まだエンジンは掛からない…。
停まった車の運転席から見えやすい位置で柱に手をつかせた彼女の突き出た下半身に、分身を突き立てながらシャッターをきる。
彼女に深く埋め込みながら2枚…3枚…
エンジンは掛からない。
見られている…