定点観測③
トン
『おっ!ホンマや…ショータイムの始まりやなっ』
タケちゃんが画面を食い入るように見つめる。
“見られている”なんて微塵も思ってないだろう女…確かゆみちゃん…はどんなサイトにハマっているのか…
Tシャツの胸の辺りを撫でまわしながら、パソコンの画面に集中している。
向こう向きだったから解りづらかったが、確か上は下着をはずしていたはず…。
『んっ…ぁはっ…』
ゆみちゃんの色っぽい声が聞こえてきた。
さっきまでとは明らかに違う雰囲気の可愛らしい声が…。
『おおっ…なんや姉ちゃんエエ声しとるがな…ちょっとは楽しめそうやな』
タケちゃんの下品な声が響く。
『昨日もね、ほとんど同じ時間に始めてたのよ♪』
マスターがニヤニヤしながら言い出し、助手席の後輩君が頷く。
『なんや、キミらぁ昨日も楽しんだんかいっ?』
タケちゃんが画面を見つめたまま怒りを口にする。
『いや…ヤッパリ確認しとかないと…呼び出して何も無かったらそれこそ怒って帰るでしょ?』
マスターがニヤニヤしたまま言う。
『確かに…』
大袈裟に頷くと、タケちゃんも仕方なく…といった感じで
『せやなぁ…』と呟いた。
いつの間にかゆみちゃんの左手がTシャツの中に潜り込んでいる。
パソコンのサイトを覗くのは止めたらしい…
ベッドに横たわると…
あっ…
ジャージの中には右手を…!
『ねっ!いい感じでしょ?見るからにエロっぽいとか、1人遊び好きには見えない女の子のオナ…コレってそそられない?』
マスターの目がキラキラ光って見える。
『うん…いいねぇ。確かにある意味基調な映像かも…』
素直にマスターに同調する。
『ンッ…アッ…ん…』
ゆみちゃんの声が大きくなる。
Tシャツは捲りあがり、大きくはないが形が良く、いかにも敏感そうなオッパイが露出する。
『ん…Cくらいか?えぇなぁ…あのボタンぽちっと押したらえぇ声で鳴きよるんやろなぁ…』
タケちゃんがエロ親父丸出しの感想を口にする。
それほどオヤヂでもないくせに…。
『んっ…ィイッ…アハッ…』
タケちゃんの言うボタン…乳首に触れたゆみちゃんの腰がクッと持ち上がり、予想通り感度が良いところを見せつけてくる。
もっとも本人にそんな気は全く無いが…。
見つめていると、今度は自分の意志で腰を浮かせると、ジャージを膝あたりまでズリ下げた…。