リバーシブル②
トン
ミホの手を掴んだ左手を動かし、一度指先を口から吐き出す。
ヌラヌラと光る唾液まみれの指先を今度は一本ずつくわえ、それを赤ん坊がママの乳房にチュパチュパと吸い付くように味わい、その次の指先へは指を舌で這いながら進んでゆく。
髪を撫でていた右手を耳の辺りに回し、ミホの顔を上げさせながら、指の付け根…指と指の間ではチロチロと舌先を踊らせ、ミホの反応を楽しむ。
胸元をまさぐっていたミホの空いた方の手は次第に下へ…淫らな泉の湧き出るミホの中心部へと下りてゆく。
それに気付いた瞬間、ミホの耳を弄っていた手をミホの顎に回し、両頬を掴む。
ハッとした顔で見上げるミホを見つめながら、顎を掴んだ手を離し、ゆっくりとミホの視線の中で人差し指を左右に振る。
口ではミホの手を味わいながら…。
『…だって…ビチョビチョだよ…スカートに染みが出来ちゃうよ』
ミホが泣きそうな声で訴えかけてくる。
いや、自分で悪戯しかけたことへの言い訳を口にする。
一度指先への愛撫を止め、ミホの目を見つめながら言ってやる。
『…まだまだ始まったばかりなのに…ミホは悪い子だね。…それとも…もう気持ちを込めた愛撫は必要ないのかな?』
眉根を寄せ険しい顔を作る。
『…ぁあっ…もっと…もっとシュウの気持ち感じたいよっ』
ミホがまだ泣きそうな声でお願いしてくる。
『…じゃあ…少し予定は狂うけど、服とブラは外していいよ。見ててあげるから…そう。下はダメだよ…どれだけミホが涎をたらすか…後でジックリ観察するんだから…ねっ』
口元にだけ笑みを浮かべながらミホに指示を出す。
もしかしたらロマンティックに脱がされていく自分を想像していたミホは多少のショックを受けているかもしれない…。
それともツマラナい言い訳をした事を悔やんでいるのか…。
『…上は…胸はいいの?』
準備の出来たミホが恥ずかしそうに聞いてくる。
『いいよ…僕が手を口を…舌をそこで踊らせたくなるように、自分で弄ぶ姿を晒してご覧…』
一瞬ミホが笑顔を浮かべ、その手を真っ白な乳房へ伸ばし始めた。
『そう、今度は両手でしてご覧…』
言いながら跪き、ミホの両脚を手に取ると、一旦ソファーの上にM字に乗せ、片方の脚を引き寄せる。
今度は足の指の一つ一つを口に含み…。
『…アンッ…ダメ…感じ過ぎちゃう…』
『…ィヤっ…ダメだよぉ~…』
イヤラシィ雌の声が頭上から降り注ぐ。
…ミホの後悔が始まる。