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イメージプレイ

トン

『ねぇ、そこからパンツ見える?』
部屋で寝転がっていると、飲み物を調達して来たユリが頭の上から話掛けてきた。
『…ん?』
見上げると、ミニスカートから伸びたユリの自慢の長い脚の先に、淡いブルーのパンツがしっかり見える。
『…バッチリ』
ユリが何を企んでいるのかと思いを巡らせながら、正直に答える。

『じゃあここならどう?見える?』
頭の先を右側に回り込んだユリがまた訊いてきた。
『んー…さっきよりは見えにくいけど…逆にエッチっぽいかな?』
まだユリの企みが見抜けない僕は、何をどう答えるべきか思いが及ばず、またも素直にありのままを答えるしかなかった。

『そっかぁ…。実はこの間、高校時代の友達の家に遊びに行ったのね。えと、ユウコ達と一緒に。でもその子が具合悪くなってきちゃって…。ユウコ達は用事があるからって先に帰ったんだけど、私はちょっと心配だったから残ったの…』
ユリの顔にどうも気になる気配を感じる。
『それでね、その子が「水汲んで来て」って言うから、水汲んで来たのね。…そしたらそうやってドアのそばに寝転んでて…ヤッパリ見られてたかぁ…』
妙な笑顔を浮かべながらユリが話を終わらせた。

…どうやら嫉妬心を煽っているらしい。
とりあえず乗ってやるか?

『…その子は男の子?』
『うん。水飲んだら急に元気になっちゃって…恐いから逃げ帰って来たの。』
なぜだか嬉しそうに話すユリ。
『…そうか…まぁ、無事に帰って来たなら…うん』
嫌な予感がしてアッサリ話を終わらせた。
と、明らかに不満げなユリは、次の矢を打ってきた。

『ねぇねぇ、昨日ね!痴漢されたよっ!』
『えっ?そうなの?どこで?』
答えながら考える。
どうやら今日はどうしてもエッチの主導権を握りたいらしい。
多分…こちらの嫉妬心を煽るだけ煽って…
どうなる?

例えば拗ねてみる。
と、ヨシヨシ…とすり寄って来て…。
『ユリはアナタだけのものよ!だからいっぱいツンツンしてね!』
なんて言いながら、気力が尽きるまで腰を振らされる…とか?

例えば『ふーん…』と受け流す。
と、今度はユリが拗ねる。
ご機嫌を直して貰おうと、やっぱり死ぬ気で腰を振らされる…。

マズい。
ウッカリ話を聞いてしまった。
どうする?
一瞬の内に様々なパターンを想像し、答えを弾き出す。

ヨシ。
負けるもんか…!